伊野コミュニティーセンターブログ
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防災講習会開催(6/30)
今年の梅雨はあっけなく明けましたが、本格的な雨季、大雨が心配な時期はまだまだこれからです。
それに備え今年度第一回目の伊野地区災害対策本部の催しとして、
県立大学の渡邉克俊先生にお越し頂き「防災講習会」を開催しました。
渡邉先生は県立大学で教鞭を取りながら、日本DMATの隊員として活動されています。
たくさんの悲惨な現場体験をして来られたと想像しますが、今日の講習ではおもしろい小道具や景品などをたくさんご用意頂き、楽しくて でも実際の現場で役立つ重要なことを分かり易く教えて頂きました。
先生がまず言われたのは、身を守るうえで一番大事なことは、「自助」(自分で身を守ること)という言葉です。 「公助」でも「共助」でもありません。 自分の判断で行動し災害から逃れることです。
近年、ところは違えども「災害は忘れないうちにやって来ます。」
でも「今まで何もなかったから、うちは大丈夫。」と思っていませんか?
能登半島の水害は、通常1ヶ月分の雨量が3時間で降ったそうです。
『これまでの常識では通用しない災害が起きる可能性があること』 + 『それに備えて避難行動を体験してみること』 がいざという時に役立つことを教えて頂きました。【こぼれ話】 先生「簡易トイレは作ったことありますよね。 そこにうんこしてみたことありますか?」 一同「 ・・・・・ 」
知識として知っている事と実践できることは別。 そこまでやって、本当の訓練なんですね。
さすが実際に災害現場に立ち会われた経験からの言葉だと、ひとしきり感心しました。
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